放射線科
患者さんの診療に必要な画像情報を各検査(X線撮影・X線TV透視撮影・CT撮影・マンモグラフィ撮影)により提供しています。
当院ではコンピューテッド ラジオグラフィーシステム(CR)による高画質で安定した画像診断を行っております。
一般撮影(X線撮影)
胸部・腹部・骨などの写真を撮影します。
胸部撮影は当院で最も多い撮影です。
その他に頸椎・腰椎・股関節などの整形外科領域撮影も行います。
※骨密度を測定する骨塩定量検査も行っております。ご希望の方はお申し出下さい。
X線TV透視撮影
新規導入のフラットパネルディテクタ(FPD)搭載透視撮影装置による高精細な画像で透視撮影検査を行っております。
当院ではバリウムによる食道・胃・十二指腸の透視検査を行っております。また、胃を膨らませる発泡顆粒剤も飲んでいただきます。検査中はゲップを我慢していただき、息止めや体位変換等技師の指示にご協力下さい。検査時間は約15分です。
検査終了後に下剤を飲んでいただきます。バリウムの混ざった白い便が確認出来ない時はご連絡下さい。
CT(コンピュータ断層撮影)
この検査は寝台に寝ていただき、身体にX線を照射しながら身体の周りで機械を回転させ身体を透過したX線の差をデータとして集めコンピュータ解析して身体の輪切り像(横断面)を作る装置です。
新しく導入しましたマルチスライスヘリカル装置により短時間(胸部の場合約12秒)での撮影が可能となりました。主に頭部・頸部・胸部・腹部~骨盤部の検査を行います。撮影はCT装置の寝台に仰向けに寝て検査をします。検査中は身体の力を抜いてリラックスして下さい。撮影時は数秒間息を止めていただきます。(マイクで指示があります)
CT装置による内臓脂肪測定も行っております。
詳しくは当院までお問い合わせ下さい。
乳房のX線撮影のことです。乳癌の腫瘤影や非常に細かい石灰化を発見出来ます。当院設置の装置はマンモグラフィー検診施設画像施設認定に合格しております。
撮影は、マンモグラフィー検診精度管理中央委員会の認定を受けた女性技師が行いますので、解らないことや、不安に感じたことは気軽にお尋ねください。
マンモグラフィー乳癌検診のご案内
現在、日本女性の乳癌罹患率は増加傾向にあります。
残念ながら乳癌の予防方法はありません。早期発見・治療で約90%の人が治癒します。乳癌は初期の段階で見つければ決して恐い病気ではありません。早期発見のために自己検診やマンモグラフィーなどによる定期検診を受けましょう。
当院ではマンモグラフィーによる乳癌検診を行っています。
認定を受けた女性技師が撮影担当させて頂きます。
初めて検診を受けられる方にもご安心し、納得してお帰りいただける検診を目指しておりますのでお気軽にご質問、ご相談下さい。
マンモグラフィー撮影について
当院では乳房のX線撮影のことです。
乳房は柔らかい組織で出来ているため専用のX線装置を使用します。触知不能な小さな乳癌や石灰化も検出することが出来る感度の高い検査です。
検査方法・所要時間
検査は約15分程で終わります。
撮影は、上から(頭尾方向:CC)と斜め向き(内外斜位方向:MLO)の2方向撮影となります。(50才以上の方はMLOのみ)
乳房圧迫時は緊張して体に力が入りがちですが力が入ると痛みを感じたり、圧迫がうまく出来ません。肩の力を抜いてリラックスして下さい。もし、我慢出来ないような強い痛みを感じた時は遠慮なくお申し出下さい。